変わりゆく時代の中で
働くことをポジティブに楽しんで。

品質保証部
1992年入社

後藤 昌代

Recruit TOP Interview05

社歴30年のベテランとして、
信頼を支える品質保証に貢献

日亜鋼業への入社は、高校からの推薦で決まりました。私は自宅が尼崎市内なので、満員電車に乗らずに自転車やバスで通えるところを希望していたんです。同期入社が30名ほどいた中で、その約1/4が女性。当時の女性社員は結婚や出産を機に辞める方が多く、今も残っているのは私だけになりました。
思い出深いのは入社して5年目、業務部にいた時のことです。ちょうどウィンドウズ95が発売された年で、弊社でも新しいOSを使って全社システムを刷新することになりました。日常業務と並行してデータ移行を進めなくてはならなくなり、残業や休日出勤が1ヶ月ぐらい続いたでしょうか。キーボードの打ちすぎで腱鞘炎になったほどです。当時のことを思うと、今のパソコン環境は本当に便利になりましたね。
現在在籍しているのは品質保証部で、私が担当しているのは合金めっき線のめっきに含まれているアルミ成分の濃度分析です。まず前処理として、薬品を使って針金からめっきを剥がして液体化し、希釈化したものを分析装置にかけます。そうやって出てきた値を検査証明書に入力するのですが、この時に規定の濃度を下回っていると、そのめっき線は出荷できません。製品を検品する役目でもあり、大切な仕事だと考えています。

周囲の人との交流が
私を育ててくれた

入社して30年になりますが、自分で「変わったな」と思うのは、人と話すのが苦にならなくなったことでしょうか。入社前は自分から積極的に人に話しかけるタイプではありませんでした。ただ最初に配属された業務部は、運送会社のドライバーさんが頻繁に出入りするところで、その方たちに伝達や依頼をする必要がありました。そんなこともあって、徐々に挨拶や世間話を交わすことに慣れていった気がします。30年前は、私が応対すると「男性社員に代わって」と言われて悔しい思いをすることもありましたが、今は時代が変わって、そんなこともなくなりましたね。
部署の人間関係はとてもよくて、上司もさりげなくサポートしてくれるので助かっています。私が分析作業で忙しく手一杯な時は、化学室に残った洗い物を代わりに片付けてくれていたなんてこともありました。

介護・育児休暇も取りやすい環境だから、
長く働きやすい

2021年に私が介護休暇を取得した時も、上司のサポートに助けられました。母を自宅介護するための体制づくりを、休暇を利用してヘルパーさんの助けを借りながらやったんです。それで「これなら時差出勤を使いながら勤務と両立できる」という目処がついたので、1ヶ月後に職場に復帰しました。まとまった介護休暇を取ったのは、私が社内で初めてだったと思いますが、休暇に入る時も復帰する時も、周囲の協力のおかげで本当にスムーズでした。最近の社内は、育児休暇をとる男性も増えましたし、女性も出産・育休を経て復帰するのがごく普通になっています。ですから、入社を検討されている女性の方も安心して入っていただきたいですね。
休日の楽しみは、柴犬3匹とチワワ1匹のお世話に、友人との食事や買い物、ライブ鑑賞などです。母は残念ながら今年亡くなってしまいましたが、私が仕事を辞めようかと迷った時も、辞めずに続けるよういつも励ましてくれていた存在でした。ですから今の私の目標は、定年まで健康に勤め上げることです。女性社員で定年退職まで勤めた方はまだいないと思うので、その第1号になれたらうれしいです。