素材や加工の知識を備えた
営業マンとして客先のニーズに応えたい。

営業本部
2014年入社

山田 真嘉

Recruit TOP Interview04

入社1年目に任された、
ハードな経験が強みに

大学では材料研究系の学科に所属していたため、日亜鋼業でなら学んだことを活かせると思ったことと、大学OBも多く在籍していたことが入社の決め手でした。現在は、特殊線材製品の製造に必要な材料の発注業務をメインに行なっています。材料不足が原因で「売りたいのに売れない」という機会損失を出さないよう、細心の注意を払っています。
入社当時、技術員ではなく営業への配属となったのは意外でしたが、まだ入社後半年も経たない時に「理系だったらできるだろう」といきなり大きな仕事を任されたことがあります。ある加工工場が年度末で廃業するため、そこにある設備を当社で引き取って内製体制を整えるというのがミッションでした。約半年間で内製化を完了させるため、私が最初にやったのは、約1ヶ月間連日その工場に通って、朝から夕方まで機械の操作方法や各製品の梱包荷姿の研修を受けることでした。そして夕方会社に戻ると、今度はマニュアル作成や工程表の下地作り。不慣れなことばかりで大変でしたが、各部署の方に助けられながらなんとか年度内に生産体制を整えることができました。この時の経験のおかげで加工品への理解が深まり、自分の強みが一つできたと思っています。

今も忘れられない、
自分の甘えを見抜いた上司の対応

営業の面白さは、客先の要望に対して提案したことが採用され、先方の業務改善につながることです。たとえば前部署では、河川護岸に使うブロックを製造しているメーカーが「施工スピードの速さ」「大きな波や衝撃に対する防御性」という課題をお持ちでした。そこで小型ブロックを内部挿入筋で連結させて大型ブロックに組み上げる仕様をご提案し、製品化の目処が立つところまで私が担当しました。客先からもいい評価をいただくことができ、今では製品となってカタログにも掲載されています。そういう「目に見える結果」につながると、うれしいですね。
一方で、恥ずかしかった経験もあります。入社3年目のある時、河川護岸に関する国の施策についてヒアリングを行うため、上司と国交省河川事務所を訪問した時のことです。当時の私はまだ役所訪問の経験もなかったので、上司に任せていればいいと思っていたのですが、訪問先に入る直前に「今日は君がメインで対応するように」と言われて慌てました。一応、ヒアリングすべき事項は自分でも準備していたので事なきを得ましたが、この時以来、他の客先を訪問する際にも気をつけるようになりました。今となっては私の甘えを見抜いたあの時の上司に感謝しています。

一緒に働くメンバーとの
信頼関係を大切に

加工製品の販売を行う前部署から、材料の手配を行う今の部署に異動してきて1年と少しが経ちました。前部署では、客先が求めるスペックに対して形状・仕様の提案を行なっていたのに対し、現部署では「この材料を使えばこのニーズが満たせる」という提案を行うことが求められます。ですから今は、材料について理解を深めたくて日々勉強の毎日。新しく得た知識は、忘れないよう片っ端からメモを取って保存していくようにしています。
営業という立場上、技術員や工場の作業員とは頻繁にやり取りをする必要があるのですが、やはり現場の人に気持ちよく動いてもらえるよう、伝え方には気を使うようにしていますね。こちらからお願いするばかりではなく、現場から上がってくる頼まれごとにもできるだけ応えるようにしています。職場の人間関係は円滑ですから、これから入社される方も、頑張れば周りがフォローしてくれて、自然とやりがいも見つかると思います。